【婚活アプリ】恋愛と婚活のプロセスの違い 終
無視できない気持ち
これまで適度にメッセージのやり取りをしていたのに、
4回目に会う提案を自分からしたのに、
酒井さんから送られた、出張先で撮られた名物の写真に返信をすることができなかった。
婚活のゴールは結婚で、酒井さんとこのまま関係を進めると酒井さんと結婚することになる。
(順調にいけば)
そう考えたときに徹底的に無視できない気持ちに気づいた。
私、酒井さんのこと、好きじゃない
結婚は重いことなのだと改めて思い知る
正確には人としては好き。
これから長い人生を歩む覚悟を持つほど好きではないということに気づいた。
「婚活のゴール」としての結婚に対してなら酒井さんは申し分ない。私にはもったいないくらいだ。
「人生を共にする」という観点からは酒井さんを好きになりきれていない。
というか、この先も好きになる気がしない。
根本的に一緒にいたいって思えない。
これに気づいてからは、もう酒井さんといたずらにやり取りしてはいけないと大真面目に思った。
本当ならちゃんとそれを伝えるべきなのだが、何と伝えてよいかわからず、日々が過ぎてしまった。
そして、酒井さんからも連絡は来なかった。
恋愛と婚活は違うけど、私の場合はやっぱり重なっていた
たぶん、酒井さんと婚活外で出会っていたら、自分からはアプローチしない。
酒井さんもそうだと思う。
ただ、仮に婚活外で酒井さんからアプローチされていたら付き合ってたと思う。
この違いはなんなのか。
私は心の余裕だと考えている。
恋愛相手ならいくらでも引き返せる。軽い気持ちでも付き合える。
婚活相手となると、とたんに「結婚」「人生を共にする」「一心同体」といった重いイメージがつきまとう。
婚活相手には、シビアになるし、失敗できないという気持ちにもなる。
私はあまりにも「婚活をしている」と大真面目に構えすぎたのかもしれないと、今なら理解できる。
もう少し気楽にかんがえてみない？と昔の自分に声をかけてあげたい。
この一件で、結婚できる人と結婚したいのではなく、好きな人と結婚したいのだとわかった。
ここから、好きな人を探すようになった。
(それが、功を奏したかはまた別の話でお伝えします！)
少しずつ婚活への取り組み方や考え方が変わるきっかけでした。
