【婚活アプリ】恋愛と婚活のプロセスの違い11
世にも奇妙な記念写真
本当は撮りたくないのだが、断り方がわからず「私は婚活相手とイルミネーション記念写真を撮ることは全く気になりませんけど?」風の回答をしてしまった。
酒井さんは
「じゃ、撮りましょうか」
と言った。
ええ、そうなりますよね。
そして、距離感が絶妙な世にも奇妙なものすっごいぎこちない記念写真を撮った。
係員に「もう少しくっついて」と言われたが、2ミリくらいしか動けなかった。
酒井さんの急襲
予想外のぎこちない写真イベントを終え、野外にあるカフェテラスのようなスペースでお茶休憩した。
また、たわいもない話をしていた。
そして酒井さんが唐突に言った。
「何回か会ってるけど、ソノミさんは僕のことどう考えてる?」
時が止まった。
告白される?とドギマギしたものの、まさかこういう話をされると思っていなかった。
どうって、どういうこと??
少し戸惑っていると、酒井さんはさらに言葉を続けた。
「こういう活動(婚活)は先のことを考えてお互いしてるよね。ソノミさんはこの先どう考えているのかなって。」
つまりは、酒井さんとこの先続いていく可能性があるのかないのか知りたい…と。
これまで、告白されて、余程でなければ付き合うスタイルの私は大いに戸惑った。
だが、酒井さんはまともだ。
確かに婚活なら、気軽に付き合うよりは、先を見据えるのは当然だ。
戸惑いつつも自分の考えを伝えた。
- 結婚はしたいと思っている
- 酒井さんは素敵な人だ
- でも数回では確実なことは考えられない
- もう少し会ったりして考えたい
酒井さんは何も言わず聞いてくれた。
そして、私の話しに共感してくれ、では急がず会っていきましょうと言ってくれた。