【合コン】最初で最後の王子様5
ファッションの変化
「ソノミさん!」
声をかけられた先にはなぞ君がいた。
ジーパンに白いTシャツ、ブルーのシャツを羽織っていた。
この格好はなぞ君によく似合っていて、素敵だった。
1回目のファッションはなんだったのか?と普通に疑問に感じるほど、見違えていた。
(そして、これ以降付き合ってからもなぞ君がダサかったことは一度もなく、むしろおしゃれでかっこよかった。
今思えばこの頃からファッションを研究していたのかもしれない。付き合ってからのデートで買い物に行くといつも同じお店で買っているようだったので。そのお店のテイストがなぞ君に合っていたのだと思う。)
2回目のデートもとても楽しくて、あっという間に終わった。
この時点でなぞ君、いいなぁと思い始めていた。
(ファッションの問題が解決されたのもあって。。笑)
【合コン】最初で最後の王子様4
支払いのスマートさ(昭和的??)
二次会ではバーに行き、軽くお酒を飲んだ。
私はあまりお酒が強くないのだが、なぞ君はどんどん飲んで、結構酔っぱらっていた。
それでも会話が楽しくてあっという間に時が過ぎた。
そして、二軒ともなぞ君が支払いをしてくれた。
さらに、二軒ともなぞ君は私がお手洗い行っている間に支払いを済ませてくれた。
私が会計のタイミングで席にたったわけではなく、そろそろおしまいかなというタイミングでなぞ君が「お手洗い行きますか?」と促してくれて、その間に済ませていてくれたようだ。
年下なのに、こういうところがスマートで感心したし、感激したことをよく覚えている。
そして、お開きになった。
なぞ君は改札を通りすぎるまで見守ってくれた。
こういうのも気持ちが感じられて嬉しいなと素直に思った。
【合コン】最初で最後の王子様3
ブルーに次ぐブルー
そしてなぞ君と会う当日。
恒例の待ち合わせ緊張タイムだ。
(つまりファッションチェック)
合コンの時はなぞ君にあまり興味がなく、意識的に服装をみていなかった。
どんな私服なのかは重要なチェックポイントだ。
なぞ君は先に来ていた。
あっ、なぞ君だとすぐにわかったが、服装は遠巻きにみてダサいのがわかった。(すみません)
ジーンズのハーフパンツにブルーのTシャツ、ブルーの羽織りシャツ。
全身ブルーだった。
洋服自体はおかしなデザインではないのだが、組合せとなぞ君にあまりにあっておらず、ダサく見えた。
好意があるときの表情ってわかるよね
心のなかで、なぞ君、ダサい人なのか?と疑問を持ちつつ声をかけた。
ソノミ「なぞ君、お疲れ」
なぞ君「あっ!ソノミさん!よかった会えた!」
と満面の笑みを浮かべていた。
あー、この人は心底私に会えて嬉しいのかな?と少しうぬぼれるような、こぼれるような笑顔だった。
なぞ君が予約してくれたお店に向かい、お酒を飲みつつ食事をした。
お店はとても雰囲気の良い大人っぽいお店でテンションが上がった。
なぞ君はよくしゃべってくれて、場をもりあげようとしてくれているのがわかった。
会話のキャッチボールも普通にできたし、笑いのつぼも一緒だった。
期待していなかったなんて思っていたが、予想以上に楽しくて二次会もした。
ダサいと思ったのを吹き飛ばすくらい楽しかったのだ。
(あ~、書いてて懐かしくて死にそう。)
【合コン】最初で最後の王子様2
なぞ君からの誘い
駅のホームで先輩と今日の反省会をしていた。
ソノミ「いい人いました?」
先輩「んーいい人っていうか、この人はまともだなと思ったのは◯◯さんとなぞ君かな。」
先輩の言葉を聞いて、今日は気になる人いなかったなと思っていたが、『ほー、あの二人はまともなのか』とひそかに参考にした自分がいた。
(すぐ人の意見に左右されるタイプ)
自宅に帰ってから、恒例のグループラインでのお礼のやり取りをしてその日は寝た。
翌日の昼頃、なぞ君から個別に連絡が来た。
「もう少し話したかったのでよかったら今度食事しませんか?」
なぞ君は3つくらい年下だし、興味持たれるとは思っていなかったため驚いた。
食事行くくらいはいいよなと誘いを受けた。
(内心、年下にモテたことに嬉しさを感じつつ、過去年下にひどい目に合わされたので警戒する気持ちも大きかった。↓)
sonmeet.hatenablog.com
期待してないと人はフラットになる
日にちを決め、なぞ君はお店を2つ提示してくれて好きな方を選ばせてくれた。
約束の時間は18時になった。
ちょうどそのお店の方面に頼まれ事の買い物の予定があり、なぞ君に時間空いていたら一緒に行かないか誘った。
普段はこんな軽々しい?誘いは自分からしないのだが、何となくなぞ君には他意なく誘えたことに自分でも驚いた。
合コンの時から悪い印象はなく、かといって好きになりそうなタイプでもないと思っていたため、友達感覚になれたのかもしれない。
しかし、なぞ君はその日は日中用事があるということで買い物には付き合えないという返信だった。
なぞ君はとても丁寧に、本当に行きたかった、すごく残念と謝罪をしてきた。
その姿勢に交換を持った。
(というか私に対する気持ちが多少あることがわかった。笑)
【合コン】最初で最後の王子様1
この話を書くまで5年もかかってしまった…
このブログの紹介文にもなっている、年下彼氏との記録を書いていきます。
人生で1番頑張った?恋愛で、婚活沼の更なる深みにはまっていくきっかけとなった彼氏のことです。
結婚してからもいまだに思い出すことのある、よくも悪くも忘れられない人です。
(未練はあるが、どうこうなりたいとは思ってない。)
付き合っている最中も、お別れした後も謎が多かったのでこの記事では『なぞ君』と呼びたいと思います。
出会いは合コン。
私は当時30歳。
顔の広い友人が合コンで出会った糸井くんが開いてくれた合コン。
糸井くんが開いてくれた別の合コン↓
sonmeet.hatenablog.com
大人数での出会い
7対7くらいで大所帯だった。
例によって、糸井くんの人脈パワーで集められた男女のため、つながりはバラバラだった。
私はおなじみのユキコと会社の先輩と参加した。
男性は比較的遅れてくる方が多くて、幹事の糸井くんの次になぞ君がやってきた。
私の左斜め前に座った。
第一印象は「あぁ、無害なタイプの人だな」と思った。
男性陣がある程度集まって自己紹介をした。
なぞ君のスペック
27歳
インフラ系会社のエンジニア
新幹線で2時間程度の都市出身
身長175センチくらい
顔はラプンツェルのユージーンをもっと日本人にした感じ
駅のホームまで一緒に向かった
近くの席の人と話をしていた。だんだんとくだけてきて、何となく2~3くらいのグループで会話をしたり、席を移動したり各々自由に過ごしていた。
なぞ君は席移動はせず、私を含めた4人程度でずっと会話していた。
なぞ君はとにかく普通。
しゃべりすぎることなく、黙りすぎることなく、適度に質問をし、場に適応していた。
そのため、何も思わなかったというのが正直の感想だった。
特に自分からアプローチしたいと思う相手もなく、糸井くんがグループラインを作ると言って一次会でお開きとなった。
会社の先輩と電車の方面が一緒だっため、そちらに向かっているとなぞ君も同じ方面に歩いてきた。
方向は違うが、同じ路線だという。
3人で談笑しながらホームへ向かい、ホーム下の階段で別れた。
【パーティー】2ちゃんねらーおじ 終
2ちゃんねらーおじ
おじのぶっちゃけトークは勢いを増した。
おじ「ソノミさん、これからパーティーで婚活するなら気を付けた方がいいよ。」
ソノミ「?」
おじ「今日いた50代の男と、背の高いスーツ着てた20代の男わかる?」
ソノミ「あー、はい。いましたね。」
おじ「あの二人、ほぼ毎回参加してて、危険人物だから関わらない方がいいよ。」
ソノミ「えー?なんでわかるんですか?」
おじの話によると、今回のパーティー主催会社に関するスレッドが2ちゃんねるにあり、そこで常連参加者についていろいろ情報が上がっているらしい。
あいつはいつもいる
◯◯は既婚者
運営が煙たがっている
✕✕にだまされた
などのやり取りがあるのだという。
おじによる調査では、事実も多くあるという。
(参加女性や一部の男性との繋がりで裏をとっているらしい。まるで刑事。)
私は情報に感謝しつつ、それらがわかるということはおじ自体も常連だし、似たようなものなのでは…?
と絶対に口にしていけないツッコミを心の中でした。
そのあともおじは婚活パーティーのアレコレを語っていた。
【パーティー】2ちゃんねらーおじ5
お互いが対象から外れた瞬間
スイッチが入ったおじはさらにいろいろなことを話し始めた。
おじ「婚活してるといろんな女性がいるから、いろいろと慣れてくるんだよ。実はこのお店も、この窓際の席もよく使っててね。」
…それ、私に言う!?
と驚きつつも、もうおじも私も相手を婚活の対象から外しているのがお互いわかっていたからこその話なんだろうと理解した。
おじの話では、とりあえず多くの女性がまずまずと思えるレストランや服装を研究している、食事も必ずおごっていると熱心に話していた。
(服装研究した上での十字架のネックレスなのか…)
婚活パーティーテクニック
そして、婚活パーティーでのテクニックまで披露し始めた。
もう、おじは止まらない…!!
1年間、毎月1回は婚活パーティーに参加をしていたというおじ。
そうすると、男女ともにリピーターの存在に気づく。
(だね。)
おじは出会いの幅を広げるために、一つのパーティー運営会社ではなく、複数の会社をローテーションするようにしていた。
(だね。)
そして、何度も参加しているとパーティー初心者っぽい女性の雰囲気がわかるため、そういう方にアプローチするようにしていたそう。
(何度も参加した今ならよくわかるよ)
また、グイグイ行くと大抵相手に引かれるため、最低限のアプローチに収めるように気を付けているという。
なるほど!
まさにそれを私にやっていということなのか!!
確かにフリータイムでグイグイこられると怖い気持ちもある。なんとなくあの人良さそうかな?くらいの方が確率は上がるかもしれない。
(これはおじの持論と私の経験談です)
そして、この調子で本題の2ちゃんねるの話題に入っていくのだ。