婚活ってこんなにしんどいものなんですね

28才から婚活を始め、現在はアラフォーになりました!これまでの婚活と結婚への記録。同志の力なりたい!男、女、仕事、人生、価値観と戦います!

【アプリ】宮本くん終

下がったものを上げるのは至難の技だ

好印象からの人間鳥居、唯一の楽しみのスイーツがまずいという不運が重なった。

この状況で考えていたのは
『早く帰りたいな~』
だった。

宮本くんはやっぱり私のことを気に入ってくれているようで、一生懸命話題を振ったり、盛り上げようとしてくれた。

それはもうひしひしと感じていたし、感謝はしていた。
だけど、そこに付き合うHPが私には残ってなかった。

人を評価するとき、自分で自身の評価もしているのだ

宮本くんは悪くない。鳥居ファッションについてはどうかと思うけど、人間的には素敵な人だ。

もうこれはただただ自分の問題だった。

婚活をする中で会う人会う人に評価をして、同時に自分の評価もして傷つけ傷つく。
矛盾しているようだが、何かを評価する時は無意識に自分の中の基準を元にしている。
その時、本当に自分はその基準に合っているのか?と、振りかえるとそんなことはないことに気づく。
そこになかなかおおらかになれなくて、もがいていたのだ。
今考えるとよく分かるのだが、当時はそんなことは言語化できず、ただただ『なんでいい人がいないの?』『なんでいい人に選ばれないの?』と苦しんでいた。

宮本くんはいい人だった

結局、その日はスイーツを食べて解散することになった。
帰り際、宮本くんは次に空いている日にちを聞いてくれた。思い詰めたような、緊張した空気感。
この時、宮本くんは意を決して聞いてくれたと、今でも思う。

婚活闇落ちしていた私は
「旅行行く計画があって、いろいろ日程を調整しているから目処がついたら連絡するね!」
と、平気で嘘をついた。

その後宮本くんと会うことも、連絡を取ることも二度となかった。

今の私なら、もう一回会ってみるよう自分に勧める所だけど、当時の私にはそんなおおらかさはなかったのだった。
(今も決しておおらかではない。)


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