【アプリ】宮本くん4
好意を感じるメッセージ
初回のお茶後、順調に次の約束としてスイーツを食べに行くことになった。
約束の日まで、宮本くんとちょこちょこメッセージのやり取りはしていた。
嬉しかったのが、宮本くんは私の興味がありそうな話題をメッセージでも振ってくれたことだ。
約束のスイーツ以外にも「このお店知ってますか?」「こういうのは好きですか?」という形で話を広げようとする様子、私に寄り添う姿勢があった。
宮本くんも私のことを気に入ってくれているのかな?と想像できた。
祈りました。一生懸命祈りました。
そしてスイーツを食べに行く約束の日になった。
初回とその後のメッセージの好印象から私のテンションは上がっていた。
このままうまく行けば付き合って、結婚もあるかも!?(毎度お馴染み)
某駅で待ち合わせをしていた。
私は少し早く着いて、宮本くんを待っていた。
宮本くんからメッセージがきて、私のいる場所を伝えた。
宮本くん「場所わかりました!今から行きます!」
あたりを見回すと宮本くんらしき人はいない。
もう一度見回すと宮本くんらしき人がこちらに歩いてきた。
私は祈った。
どうかあの人は宮本くんではありませんように…!!!
宮本くんらしき人は
明るめのエンジ色のスキニーパンツ
赤茶色のテーラードジャケット(ロング)
を着用していた。
えっ?鳥居?人間鳥居が歩いているの?
再度私は祈った。
どうかあの人は宮本くんではありませんように…!!!
人間鳥居は私のそばに着てビッグスマイルをくれた。
「こんにちは!おまたせしました!」
人間鳥居とおぼしき人物は、私の祈りに反して宮本くん本人であった。