【相席屋】年下の男12
結局部屋に入れることに
………。
どうしよう、と考えていた。このまま家に入れたらいけないという気持ちと、もう少しゆっくり過ごしたいような…。
ソノミ「うちで話す?」
西田くん「ソノミさんがよければ…。」
誘惑に負けた。
自宅にあげることとなった。
少し不安な気持ちと、何故だか嬉しい気持ちもあった。
近くのコインパーキングに車を止めて、お茶を用意して、始めはまたまたいつもと同じように雑談をしていた。
そして、またまたそんな時間が楽しかった。
綺麗な言い方をすれば「今を大切にしている」
このままではいけないと思い切り、本題に移した。
正直に西田くんのことを気になっていたこと、素敵だなと思っていること、海外に行ったら寂しい、もう会えないと思うとかなしい。
こんなことを伝えた。
西田くんは、私を好きな気持ちは認めるけど、中途半端に付き合うのはできないと。
こんなやりとりを何回かしていた。
この段階で、私は西田くんのことが好きだったし、手に入れたいと思っていた。
中途半端でもいい、今お互いが必要としているなら海外に行くまでの間、そのあと遠距離になってもいいから挑戦したい。
こんなことをお互い伝えて、話し合った。
西田くんは少し困っていたけど、最終的には付き合いますかと言ってくれた。
私はそれに応じた。
そして、すぐに恋人の関係になった。