【婚活アプリ】ゆうじさん5
会話が難しい!!!
序盤同様、ゆうじさんはあまり話さない。
仕方なく私から仕事の話をふる。
このへんはやはりお決まりで、私の質問に関して自分は答えるが、私への質問はない。
本当にこれは苦しい。
ただ、ゆうじさんは出張に関しては饒舌であった。部署的に毎週のように出張があり、各地に行ったことがあり、行くのだと。
○○に行った、△△はこうだったとよくしゃべっていた。
そのため、出張に関しては楽しんでいるように聞こえた。
ソノミ「いろいろなところに行けるのは仕事でも楽しそうですね!」
ゆうじさん「いえ、楽しくはないです。出張ばかりで自分の時間はないので。」(キッパリ)
ソノミ「あ……そうですよね、お仕事ですもんね」
と、キッパリ否定された。
他のことは反応薄く話して、こちらに話題もふらないくせに、キッパリ会話を終わらせやがって!!ではなにを楽しんでいるのか!?と少しはキレ気味に心の中でなり、質問を変えた。
ソノミ「忙しいとは思いますが、お休みは何されてるんですか?」
ゆうじさん「資格で必要な勉強をしてます。」
………。
それだけ。その話だけ。資格がどんなものかの話だけ。
この人に娯楽はないのか。
言葉のセンスに人柄が出る
結局、彼がよく話せるのは仕事のことのようだ。
無言も辛いため、何とか出張に絡めて話をふっていった。
ゆうじさんが出張で山口県に行ったと話していたたため、私の好物の一つにフグがあると伝えた。
ゆうじさん「あぁ、そうですか。もっと安価なもので好きなのないんですか?」(ちょっと鼻で笑う感じ)
この一言と表情に私はいろいろなことを感じてしまった。
ゆうじさんには共感する姿勢や、相手を思いやる気持ちが見られにくい。
好物を否定された。高価なものが好きな女だとばかにしてる?なんて考えてしまった。(被害妄想の面もあるが)
まともに社会人経験積んでいたらこんな返し方しないと思う。
好きなものについてもう少し話して、その後に「他には好物あるんですか?」とか聞けばいい。
しょうもない、いいわけ
この時、私もさすがに表情が曇ったと思う。
ゆうじさんもそれを察したのか、こんな話をし始めた。
ゆうじさん「すみません。私は人と話すのが得意でなくて。営業部とかに所属していたら違ったと思うのですが…。こんなに話が下手な男はいないですよね。」
うん、本当に下手だと思う。
なんて言えるはずもなく、フォローするのに精一杯だった。
その後もことあるごとに「営業部だったら、もう少しまともに話せると思うのに、すみません。」
を繰り返していた。
営業にいても同じだと思う。
謙虚なことはいいが、ひたすらネガティブなことを話されてもフォローのしようがないし、疲れる。