【婚活アプリ】潤さん4 - 婚活ってこんなにしんどいものなんですね

私ではなく、潤さんが！
緊張し過ぎて挙動不審な潤さんは目も合わさない、話題はふらない、こちらの話題にはずれて返すわてんやわんやっぷりがとても伝わってきた。
なんかもう、かわいそうになっちゃって呆れつつもリードしていた。

潤さんがよく行くというお店に入った。一応お店の目星はつけていてくれたのは嬉しいけど、緊張し過ぎてその旨を全く教えてくれず、途中までどこに行くんだろうと不安になっていた。

飲み物を注文して少し落ち着く。
改めて潤さんを正面から見る。

まじで写真と違う…。顔も体も細い。

いや、細くてもいいんですよ、この場合はあまりにもサイトの写真と違いすぎておかしさが引き立っているんですよ。

飲み物を飲みながら、会話する。主に私が質問をして。
本当に心のなかで「またこのパターンかよ！」と、何回も思った。
ただでさえ写真詐欺でテンション下がっているのに。

しかし、潤さんも慣れてきたのか、自ら会話をする場面も増えてきた。

そしてなぜアプリを始めたのかという話題に移っていった。

私は正直に前の彼氏との別れがきっかけで、出会いがなかなかないことを話した。
潤さんも仕事関係では出会いはなく、やってみたとのことであった。

話の流れで好きなタイプにふれた。

潤さん「正直わからないんですよ。5年以上彼女いないので。」

またこのパターンか。長く彼女がいないパターン。
5年以上って何年だよ。そんな言い方したら10年も入っているように聞こえるぞ？

最初の緊張MAXは恋愛関係の場慣れ、女性慣れのしてなさから来るものだってのだと理解した。

やはり、長く彼女ができないのはあまりいいことではないかもしれないな。少なくとも初対面での印象は悪い。
打ち解けて挽回するまでの距離が長すぎる。
もちろん、こういう男性が好きな人もいるし、結婚向きなのかも知れないが。
私は最初の印象は結構大事なようだ。