【街コン】とおるくん11
尊敬の念を失った私はとおるくんに対してひどかったと思う。
簡単に言うとわがままになっていった。
それでもとおるくんは基本的に怒らなかった。
(歯磨きの件だけなんか食いついてきたけど。)
それも彼女の指導の成果ってか!?とイラついた。
嫉妬、呆れ、残念、失望のような感情が混ざっていた。
会合の目的は…
ある時、とおるくんの高校時代の友人二人と会うことになった。
1人は結婚を控えているAくん、もう1人は彼女がいるBくん。
二人ともいい意味で何の変哲もない普通の人だちだった。
だが、なんだか居心地が悪かった。
そう。
直感的にわかった。
この会は「友人の彼女品評会」だと…。
AくんもBくんも表面的には穏やかに自然な雰囲気だが、私がなにか言葉を発したり、とおるくんと話すと評価的な視線で見ているのがわかった。
こんなことを他の友人が言っていたら私も、「それは思い込みじゃないか」とコメントすると思うけど、この時私はピンときたのだ。
そしてこれはやっぱり合っていたことがあとから判明するのだ。
(またもや伏線をあらかじめ伝えるスタイル)
わがまま 性格悪い 傲慢女
そんな先のことは露知らず、「友人の彼女品評会」なのでは?と気づいた私はものすごく腹が立った。
なんせ、おるくんに対して尊敬の念を失っているので自分が評価されるような状態が許せなかったのです。
私よりも「下」のくせに、私を品評するってどういうつもりなのか?と。
はい。未熟です。単に人として性格が悪いです。
怒りを覚えた私は平然なふりをしつつ、ひどい態度をとっていた。
とおるくんが話題を振ってきてもそっけなくしたり、とおるくんのちょっとした言い間違えをみんなの前で指摘したり。。
もう覚えてないけど、AもBも、とおるくんも引いてたと思うよ…。(当然だ)
といった感じでどんどんわがまま、性格悪い傲慢女になっていったのだ。
そして、とおるくんもさすがにこのいびつな関係に対して行動を起こすのです。
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