【奈落の底】バーベキュー大会7
ターゲット2 <いじめられっ子さん>
アラサーにして、チビデブさんに明らかな無視をされ傷ついた(プライドが?)ため、半ばヤケクソで他の人にも話しかけることにした。
飲み物を取ったあと、鉄板の近くを通ったら、若林さんが肉をくれた。
鉄板の近くに飲み物も飲まずにただ座っているいじめられっ子さんがいた。
ただ座っているだけのいじめられっ子さんだが、それだけなのに負のオーラが凄かった。
話しかけるのやめようかなと思いながらも、奮起した。
ソノミ「…あの、の、飲み物とか飲まないんですか?」
いじめられっ子さん「……。」
チビデブさんに続き、またしても返事がなかった。
ただ違っていたのは薄ら笑いを浮かべていたところだ。
なんだこれ。まともに会話できない人ばかり。
揃いも揃って「……。」って、FF8のスコールか!
腹が立ちすぎたため、もう無茶なことをするのはやめた。
薄い、いろいろと薄い
その後肉を食べたり、飲み物を飲むことを中心に過ごした。
その際にだんだんと慣れてきたのか何人かは話しかけてきた。
若ハゲさんとアパレルさん辺りだったと思う。
何を話したかは上の空過ぎて覚えていない。
ただ、この集まりのおかしさの理由に少し近づく話を聞けたのは覚えている。
たしか、アパレルさんに男性陣の繋がりについて尋ねた。
アパレルさん「いじめられっ子さんと喫煙マンは若林さんの幼なじみらしいよ。あとは若林さんの友達の友達とかみたい。」
アパレルさんも若林さんと直接面識があるわけではなく、若林さんの大学時代の友人の友人でこの地獄に来たとのことであった。(肝心の友人は不在)
なるほど。
男性陣のまとまりのなさ、おかしさは関係の薄さが関与していたのだ。
地元のつながりとかもっての他だ。
完全に人数合わせとしか思えない。