【ハイスペ】松山さん2
忙しさを想像してみる
とんとんと松山さんと会う予定が組まれた。
この頃は初回はお茶派!の私であったが、松山さんは仕事終わりの夜を希望してきた。
予定が空いてるなかでそこを希望していると言うよりは、様々な予定があってそこしか空いていないような口ぶりと印象を受けた。
松山さんはある企業のコンサル部門?企業戦略部門?といった類いの部門についていた。
私の会社の似た部門の社員はかなり多忙であることを知っていたため、松山さんの忙しさも想像ができた。
あと、松山さんはアプリでもモテていること間違いなしであったため、他の女性との約束も調整しているんだろうなと予想できた。
それゆえなのか、お店の予約等はさらりとこなしてくれた。
が、お店の好みなどは聞かれず、少し不安。
嫌だなと思うところがない
緊張の初対面の日がやってきた。
人が多くて見つけられなさそうであったが、何とか見つけてくれた。
松山さん「初めまして!遠くまでありがとうございます!」
明るく気遣いのある挨拶に好感アップ!
見た目も写真とほとんど相違なく、清潔感のあるイケメンだった。
この時点でひとまず安心。
松山さんはお店まで案内してくれた。
気になるのはどういったお店かだ。
事前に松山さんからは「お店は予約しました」としか連絡がなかったため、どんなお店を予約してくれたのかはわからなかった。
お店までの道のりの間、世間話をふってくれる松山さんをよそに内心では「変なお店に連れていかれたらどうしよう」と、アプリ初対面あるある猜疑心を発動させていた。
そしてお店に到着。
猜疑心は徒労であった。何てことのないちょっと高級感のある和風居酒屋であった。
そして松山さんは丁寧に自己紹介をしてくれた。
住んでいる場所、出身、仕事、趣味など。
内容は少し忘れてしまったが、話している内容や様子からは嫌だなと思うところはなかった。
メニューもすでにコースを予約していてくれたため、余計な気遣いなく話に集中できた。
皆さん、お気づきでしょう…
この男、できる…….!!!