【婚活アプリ】ゆうじさん2
残念だけど食事することに
おかたい雰囲気のゆうじさんであったが、会う約束は意外にもゆうじさんの方から提案してくれた。
日程がうまく合わず、ゆうじさんは仕事だが、私は休みの日に会うことになった。
私は断然、初回お茶派のためお茶を提案した。
しかし、ゆうじさんは「せっかくなので食事もとりませんか」と誘ってくれた。
「めんどくさいーーーー!」
という気持ちを隠して
「そうですね、お腹すいちゃいますよね」と同調した。
今くらいの婚活狂人レベルなら「いえ、初対面だし、まずは軽くお話ししましょう」と強気で出られるのだが…。
ホラーマン??
お店はゆうじさんが予約してくれたと話があった。
このやりとりの前に食べられないものや好物の話題にはならずに少し残念だった。
まぁ、大人の男なら初対面の人と行くお店の一つや二つあって当然なのかなと思ってスルーした。
ただ、割勘になった際の心の準備はしたいため、できれば行くお店の雰囲気とか知っておきたいというのが本音。
そして、初面接日。
待ち合わせ場所に早くついたがゆうじさんらしき人物は見当たらない。
少し辺りを見渡すが、いない。
こうなってくると少し不安になってくる。
そして突然声をかけられた。
まさに漫画の効果音のように
『ニョキッ』
と、右側後ろよりから声をかけられた。
ゆうじさん「ソノミさんですか?」
ソノミ「(わ!ビックリした!)はっ、はい!」
その、登場の仕方とゆうじさんの風貌から、ホラーっぽい雰囲気を感じた。
確かにプロフィールの写真と顔の造形は同じだ。
しかし、写真よりもマイナス7キロくらいのやせ形に見える。
そのため、ぱっちりした目がギョロっとして見える。さらに猫背。
一言で言うと不健康そう…。
さらに、仕事帰りでスーツ着ているのに何かださい…。
テンション下がってきた…。