【パリピ飲み】バツイチたかし2
たかしがやってきた。
行き場がないのでとりあえず少しだけあるテーブルと椅子のコーナーで適当になっちゃんや近くの男性達と会話していた。
主催者のパリピは適当にテーブルや参加者に回って挨拶をしているようだった。
パリピが私たちのテーブルに来て、簡単な会話をした。その後に二人の男がやって来た。
そのうちの一人がたかしだった。
- たかし(29) 外資系商社に勤務。塩系の顔。今思えばイケメンの部類。
- 松田(29) たかしと同じ大学。かわいい系イケメン。女が好きそうな雰囲気の男。
個人的に声をかけられる
たかしと松田は女慣れ、場慣れしているようで、ポンポン冗談を言ったり、質問をしてくれた。
話してて女性に楽だなと思わせるスキルがあった。
たかし「さっきテーブルにいたよね。どう?いい人いた?」
ソノミ「(直球だなーチャラそう)いい人っていうか、みんな知らない人とも流暢に会話しててすごいね」
たかし「なんで今日ここにきたの?彼氏いないの?」
この頃は28歳の時に付き合っていた彼氏に、『結婚は考えられない』という理由で別れてしばらく経っていた頃だったと思う。
今振り返っても切ない理由だ…。
ソノミ「彼氏いないね~、なかなか出会いないよね。ちょっと悲しい別れもあったし。」
たかし「えっ、そうなの?俺もさ、ちょっといろいろあったんだよね。」
たかしは含みを持たせた会話をしてきた。
私はその場では『結婚は考えられません別れ』について簡単に話したが、たかしは自分の話の詳細は教えてくれなかった。
たかし「俺の話はちょっと重すぎてここでは言えない…。」
と、口説き文句のひとつなのかなと捉えられるようなことを言っていたけど、表情が本気だった。
口説くため、というよりは本当にここでは言えないのかなと思った。
そんなやりとりもあり、連絡先を交換し、後日二人で飲みに行くこととなった。