【相席屋】年下の男16

お別れが近づく

紆余曲折ありながらも付き合いを続けていた。
数週間が過ぎ、西田くんがタイにいく数日前になった。
会う約束をしていて、その日が会える最後の日だった。

西田くんが初めての長期海外で心細くないように、少しでも力になれればと思い、手紙を書いた。
西田くんの好きなところや、困ったら何でも頼ってほしい、いつでも味方でいるよ！みたいなことを書いた。
私は意外とロマンチスト一途ババァな面があるようだ。

別れの日

いつものようにしんみりしないようにデートをして、手紙を渡した。
西田くんは少し戸惑ったような嬉しそうな顔をしていた。

「元気でね」とお別れした。

これが西田くんとの最後だった。

…となればまだよかった。
その翌日からとんでもないことがどんどんどんどんどん起こり始めるのだ。

長々と続いてしまったこの記事も、この後からのことを書きたいがためにあったようなものだ。
言わばここからがこの「年下の男」本編なのだ…。
(ホラーテイストが好き)

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