【相席屋】年下の男6
突然のファイアショー
居酒屋で男女の攻防?ととれるやりとりをしている最中、突然お店の中でファイアショーが始まった。
(なんだかギャグ漫画みたいな書き出したが実際にあった話である)
火のついたマラカス?みたいのを投げるパフォーマンスをしながらお酒を作るといった内容で、どうやら誕生日のグループへのサービスのようだった。
会計をするにも店員に声をかけられる雰囲気ではなく、西田くんと二人、黙ってファイアショーを見ていた。
そして、ダッシュしなければ終電に間に合わない時間になってしまった。
下心を全く感じない
もう終電には乗れない。西田くんは提案をしてくれた。
「このあとどうします?朝まで付き合いますけど、このまま飲んでてもいいし、カラオケとか行ってもいいし。」
若干私の様子を伺いながらではあったが、下心が全く感じられなかった。
男性から見たらそんなことはないと思うのでしょうが。
何とも表現しにくい安心感、信頼感を抱いていた。朝までカラオケコースを選択した。