頼りがいを感じる
西田くんからまた二人で飲まないかお誘いがあった。
この頃は西田くんに対して、年下だけど気軽に話せる友達みたいな感覚でいた。向こうもこちらに気があるようには感じなかったし。
二人で会うことに抵抗はなく、むしろ楽しいと思っていたため、快く二人で会った。
居酒屋で飲む。西田くんはお酒がわりと強く、日本酒が好きだった。私は日本酒詳しくなかったため、西田くんはいろいろ日本酒について教えてくれた。
また注文や店員を呼ぶときなども率先してくれた。男性には基本備わっていてほしい気遣いが西田くんはできていた。
そういったところは年齢関係なく頼れるんだと、すこしキュンとする。ある意味「年下なのに…」というギャップが働いていたのかもしれない。
腹黒さの解放
お酒も入り、お互いくだけていた。
先日の合コンについてお互いぶっちゃけトークをしていた。
メガネの発言がどーたらこーたらとか。そんなんだから彼女ができないんだとか。(本当に失礼)
本音を話していた。
西田くんは、女性陣の中ではソノミが一番人気だったとまたまたお世辞を言ってくれた。
そして満更でもない自分がいた。
建前や社交辞令だったとしても、こんな風に腹黒い部分を見せ合っても楽しめる関係があるのかと、目から鱗だった。
こんな風に受け止めてくれる(受け止めている振りかもしれないが)男性がいるのか、と嬉しくなった。
楽しくて帰りたくない。どうにかなりたいとかでなく
とにかく楽しくなってきた私は帰りたくないなぁと思っていた。
もうすぐ終電。でも話は途切れない。
西田くん「時間大丈夫ですか?」
ソノミ「うーん、どうしよう。楽しくなってきちゃったよ(笑)」
大人の男女ならきっと一夜の関係を楽しむのであろう。しかし、私は婚活の戦士。
一夜の関係は本気の関係には発展しない。必ず後悔することを知っている。(そういうことをしたことはないが。)
単純に楽しくて帰りたくなかったのだ。
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