【婚活パーティー】井上さん2
ふわっとした約束
無事にカップリングし、駅まで一緒に歩く。
その間も話をしていてたのしかった。
井上さんはクリエイティブ系エンジニア?な仕事をしているそう。
改札でお別れしてから、婚活で今まで体験したことのない高揚感、充足感、希望を感じていることに気づいた。
井上さんはLINEで食事に誘ってくれた。
ちゃんと誘ってくれてよかった!という安堵もあり、テンション上がっていた。
しかし、日程が近くなっても具体的な待ち合わせやお店の話などできない。
おや…これはドタキャンしようとしているのか?
めちゃくちゃ心配になり、こちらから待ち合わせの確認をする。
ちゃんと返ってきて、待ち合わせは決まるのだが、お店の話などは出ない。
初対面の女性との食事でお店を予約しないってあり得るのか…!?
人混みでお店を探してうろうろとかアラサー男女がやることなのか!?
と心配しながら当日を迎える。
井上さんはお店を予約してくれているのか!?
ということばかりに気をとられて、通常心配するはずの「うまく話せるかな」「変なことしちゃわないかな」という心配が気にならなかった。
待ち合わせ後、井上さんと少し街をふらふらする。そして、「お店行きましょうか」と。
お店!予約してあるお店?してないくてこれから探すお店?どっちなの!?
聞くことはできず、後についていくと一軒の雰囲気のよい和風居酒屋へ。
井上さん「予約している井上です。」
予約してた…!