【相席カフェ】けんちゃん2
食事に行く
けんちゃんから食事のお誘いがあった。
正直、この頃は2歳下は結構な年下だと考えていた。あんまり気乗りしないのが本音だった。
まぁでもけんちゃんは結構かわいらしい顔をしてたので二人で会えなくないかなという判断で、会うことにした。
お店の予約などはけんちゃんがしてくれた。
お店のチョイスは…うーん
あまり行き慣れない土地であったためお店がどんな感じかよくわからないまま向かった。
見渡すがお店は見つからない。???
何度か確認して、一角にそのお店はあったが、チェーンでもなければ個人でもないなにかの片手間のような雰囲気のお店であった。
通された席も安っぽいカラオケボックスのような内装の一応の個室。
でも入り口を仕切っているカーテンはパールピンク!悪趣味だ。一言でいうとこの店はちぐはぐで悪趣味だ。この時点でテンションがた落ち。
そして、けんちゃんがきた。
なかなか楽しい。
けんちゃんは仕事帰りのためスーツだった。
スーツは3割り増しとはよくいったものだ。素敵な青年サラリーマンといった感じ。
最初はテンション下がり気味でぎこちなかったが、お酒も進んで会話が弾む。
けんちゃんは酔いやすいようで、結構すぐ酔っていた。私も酔っていた。お互い酔っていたからテンションが上がって、予想以上になんだか楽しくなっていた。
それはよかったが、料理はくそまずかった。
けんちゃんの人生プラン
酔ったけんちゃんは饒舌だった。相席カフェに行ったのは本気で結婚相手を探したかったからだったららしい。仕事中心で新たな出会いもなく、相席カフェに行ったのだと。赤いブレスレットは本気だったらしい。
そのままけんちゃんは自分の人生プランについて語り出した。
○米国で起業して、居住するのが夢
○米国の経営に関する資格取得を目指している
○結婚相手とは1年付き合って1年同棲したい
○年上が好き
なるほど、すごいビジョンだ。
正直この時点で私は海外に住むとか考えたことのないタイプであったため、自分は違うなと思っていた。また、それに近いこともけんちゃんに伝えていた。