【婚活アプリ】ゆうじさん1
かたい男
婚活アプリで知り合った。ゆうじさん。
○34歳
○金融系
○写真の印象よし。(清潔感あり。ジャニーズっぽいかわいらしい雰囲気)
○身長170㎝前半
とりあえずのハードルは越えていたため、やり取りを始めた。
……。
もう、見出しに書いているが、ゆうじさんとのやりとりはどこを切り取っても『かたい!!』
数回やり取りをしてもビジネスメールとしか思えない!
「ソノミさんは休日は何をしていらっしゃることが多いのでしょうか?私は○○…。」
「△△と考えております。では□□でご検討いただけますでしょうか。」
どのやりとりもこんな感じ。雑談もお伺いも全部こんな感じ。
(男性の方、あまりにも丁寧すぎてもかたくなっちゃってつまらなくなる場合もあるので、3回くらいやりとり続いたら、少し砕けた方がいいと思います。)
なんか、かたいなー。つまらないかもしれない…。
ただ、一応会話にはなってるし返信もあるからただ単にメールが苦手なだけなのかもしれない。
と思い、続けていた。
キーワード『出張』
ゆうじさん、かたい雰囲気だけあってメッセージのネタもあまり反応がよく感じられなかった。
質問に答えるだけで、深くは話さない、私への質問も少なめ。
しかし、そんなにゆうじさんとのやりとりの中でもやけに出てくるワードがあった。
『出張』だ。
仕事の部署的に各地に出張に行くことが多いらしい。
どこにいった、今週はどこに行くなどの情報は惜しみ無く、むしろ積極的にメッセージに書いている印象であった。
このキーワードは実際にお会いした際にも大活躍するのであった。(ゆうじさんにとっては…)
【婚活アプリ】しょうさん終
ネット婚活の罠?
棚上げマウンティングという謎の行為を心の中で行いながらも、しょうさんとは楽しく話をしていた。
口元コンプレックスが垣間見えた冒頭は少しテンション下がったが、しょうさんはコミュニケーション能力が極端に低い男性ではなかった。
かといって得意な方でもないようであったが、アプリでのやりとりに、ストレスがなかったことと同様に、実際に対面してもこちらが過剰に気を使う必要がなかった。
これだけで「この人いいかも!」と思ってしまうのが、ネット婚活の罠だよな。
いや、そこを拾えない人間はネット婚活に向いていないのかもしれないが。
意見のない元彼女
印象深かった話があった。
しょうさんの過去の恋愛の話だ。
2年程前まで数年付き合った彼女がいた。
もちろん、結婚を視野に入れていた。しかし、彼女は『家族が大好きすぎる女』だったらしい。
彼女は家族を大切にするあまり、自分の意見を持てない所があり、事あるごとに家族に相談をしていた。
その事自体は問題をあまり感じないが、しょうさんとの結婚に関しても家族の意見をまず中心にして、話を進めようとしていたようだ。
それはかなり細部にわたっていたようで、しょうさんの仕事の内容や、転職の進め、はたまた転職先の指名、住居…などかなり条件を出されたらしい。
そしてやっぱり出ました!宗教問題。形だけでも彼女の家族の宗教に入るように促しがあったそうだ。
しょうさんは、それでも彼女を好きだったから何とか前向きに考えようとした。
しかし、何を話し合おうとしても「父親がこういうから」「母親がこうだから」と彼女自身の意見はほとんど聞けなかったそうだ。
この状態では結婚しても彼女の家族のいいなりになると思い、別れたそうだ。
うぬぼれて、終わり
そんな込み入った話をお互いにしたこともあり、距離が縮まったように感じた。
お店を出て駅に向かう。あ、ちなみにしょうさんはご馳走してくれた。
心の中で「こりゃあ、LINE交換の提案とかされるかもな~」とか考えていた。
しかし、特になにもなくお互い帰路についた。
アプリのメッセージがしょうさんからあった。
「楽しかったです。もしよければまた、お会いしたいなと思ってます。」
みたいなことが書かれていた。
私もしょうさんに対して1回で切るほどの嫌悪感はなく、2回目も会うかもくらいに考えていため、同じように返信した。
………………。
一日、三日、一週間経ってもしょうさんから返信はない。
それどころか退会になっていた。
これはお互い様だな。その時はノリノリでも時間がたつとテンションが元に戻る。
時間とお金を使って相手にまた会いたいか?
それがお互いにクリアできなかっただけのことだ。
うーん、ネット婚活難しい。
【婚活アプリ】しょうさん4
棚にあげて棚にあげる
口元にコンプレックスがあるとすぐにわかった。
テーブルで対面した後も所々口元に手を覆いながら話していた。
その頃、アプリで何人とも会っていたため、多少の写真の違いにはそこまで驚かなくなっていた。
それよりも初対面の人との対応や、内面が大切だと考えていた。
だだ、これってださいよなぁとは思う。気持ちはすごくわかるけど、こういうメンタルがにじみ出る所は男らしくない。
私は男らしい人が好みなんだな。実感した。
当たり障りのない話を終えて、だんだん深い話もし始めた。
話題は気になるアプリでの活動について。
これは本当はお互い話さない方が無難なのだが、私は相手が口にしてきたらついつい話してしまう性分であった。
しょうさんはアプリで誰かと会うのは私が初めてであった。
やはり、メッセージが続かない女性が多いようだ。
また、自分からいいなと思う人はあまりおらずいいねなどはほとんどしなかったらしい。
私は単純だから、こういうことを言われるとその気になってしまう。
そして、しょうさんは婚活あるあるの自分棚上げ発言をしていた。
しょうさん「いいねをくれる女性もいるんだけど…何て言うか好みじゃない方が多くて、ほとんど返してないかな。ちょっと年上の女性とか…」
気持ちわかる!!
と同時に「自分のこと棚にあげてるなぁー」と思い、そんな風に少し上から観察しているような自分も棚にあげてるなーと思った。
【現在のこと】婚活とゴールデンウィーク
婚活難民とゴールデンウィーク
始まりましたね。
ゴールデンウィーク。
婚活難民にとっては年々気が重くなる時期ではないだろうか。
いわゆる五月病にかかるのは常として、婚活難民がゆえの落ち込みを感じやすくなっているなと年年思っている。
タイプ別に考察してみた。
絶賛婚活中の場合
婚活中で、まとまった連休…とくれば、ここぞばかりに集中的に婚活相手と会う絶好のチャンス!
1日目 AM:初面接/PM:2回目デート
2日目 イベント型婚活パーティーに参加(ハイキングとかかな)
3日目 AM:初面接/PM:初面接/夜:合コン
…くらいのスケジュールも行ける!
そして、だんだんこう思う。上手くいかないときほど強く。
「この晴天の中、何やってんだろう…」と。
連休は婚活お休みにしよう!の場合
まとまった休みくらい、しっかりリフレッシュしたい!
当然の考えである。
国内外の旅行、行楽地、帰省してみる、行きたかったレストランに行く…などなど、女性の楽しみは尽きない。
これらのどこに憂鬱になる要素があるのか?
婚活狂人を舐めてはいけない。
目耳に入る物事は全て、婚活や結婚、思い描くこれからの人生に結び付いてしまうのだ。
狂人であるから。
行く先々で目に入るもの…
- 左手の薬指に指輪をしたカップル
- 小さい子供と親
- 大きい子供と親
彼らには全く罪はないのだ。私がただ、婚活狂人と化しているために、この幸せそうな風景を切り取ってしまうのだ。
「私にああいった日々は訪れるのか…?」と。
その結果、せっかくのレジャーを100%楽しめない自分に気付き、また落ち込む。
【婚活アプリ】しょうさん3
不自然な対面
しょうさんと始めて会うことになった。
私の時間の都合で図らずも夕方に会うことになってしまった。
しょうさんは私の食べたいものを確認してくれ、それが食べられるお店を予約してくれた。
この流れがスムーズにできる男性は婚活アプリにおいては珍しいので少し安心。
この待ち合わせやお店が決まってくるあたりから、妙な緊張感がある。
何度も相手のプロフィールと会話を確認したりする。
すっぽかしたくなるような気持ちと戦いながら。
婚活アプリ使い慣れあるあるだと思う。
いろいろな不安を抱えつつ、待ち合わせ場所へ。
しょうさんらしき人物を発見。
ソノミ「こんにちは、しょうさんですか?」
しょうさん「はい!ソノミさんですか、よろしくお願いします。」
このやり取りだけを文面で見ると何の問題もないだろう。
しかし、私は違和感があった。
この日、しょうさんは口元が隠れるくらいの大きめの襟?がついているコートを着ていた。
(ファッションとしてはおかしくなかった)
私が声をかける前から少し肩をすぼめて鼻から下が衣服に隠れていた。
しょうさんは私が声をかけてからもその姿勢を崩さなかったのだ。
まだ寒い頃ではあったが、いくらなんでも不自然に感じた。
鼻から下を隠した状態で先程の初対面のやり取りを見返してほしい。
不自然だ。
わかりやすいコンプレックス
少し違和感を覚えながらお店へ。
対面するテーブル席だった。入店するときにカウンターが見えたため!一瞬ギクッとしたが、テーブル席で安堵した。
…のも束の間。
さすがのしょうさんもコートを脱ぐ。
椅子に着席する。
この時初めてしょうさんの顔の全体像を見た。
唇が紫色、いや色素沈着?顔色悪く見える感じの。
そして顎が小さくて口がこんもり前人気出ているタイプだった。
納得した。
しょうさんがプロフィールで口元を隠していた理由。
初対面時にも口元を隠していた理由。
コンプレックスなんだね。
全てを悟った。
【婚活アプリ】しょうさん2
やり取りがストレスないことは大切
しょうさんとやり取りが始まった。
一日一通くらい。
ちょっとかたいかなと感じる文章だが、丁寧さを感じる。
砕けすぎているよりは好感。
やり取り上は、合格。
私の質問に答えつつ、新しい質問をくれる。
関連した話題を追加できる。
何度も書いているが、これができない人本当に多い。
自分は出来てると思っている方…おそらく男女問わず、半分は相手の努力によって成り立っている場合がある。
と、まともなやり取りができない方にはいつも心のなかで悪態ついている。
しょうさんはそんなことはなく、楽しくストレスなくやり取りができた。
中でも嬉しかったことがあった。
やり取りの中で話題になった、私が好きだと伝えたマイナーな俳優について、自分で調べて、それを話題にしてくれたのだ。
こういうことって、私はポイント高いなと思う。
人によってはストーカー認定するかもだが。
と、こんな感じでしょうさんとは楽しくやり取りできた。
誘われない…時は自分から誘っちゃう
2週間くらいはやりとりを続けていた。
この頃私は婚活アプリ玄人にほぼなっていたため、やりとりがちゃんとできるという点で、次のステップ(初回面接)に早めに進みたいと考えていた。
しかし、一向にしょうさんは誘いをかけてこない。やり取りのなかで何回か「じゃ、会うときには○○の話教えてくださいね!」とか会う理由フラグは立てているのにも関わらず。
他にも平行相手がいるため、さくっと会っておきたい。
やや不本意だが、会う誘いを私からしてみる。
しょうさんはあっさり受けてくれた。
「ぜひ!よろしくお願いします!」と乗り気であった。
婚活アプリ玄人になってくると、誘い待ちをしている時間がもったいなく感じてくる。
時間を置けば付き合える、好きになるに直結するとは限らないことを経験するからだ。
女性で、自分から誘うのがちょっとなーと思っている方、ぜひ自分から誘ってみてください!
よほどのことがなければ相手は受け入れてくれます。
大抵の男性はポーズとして会うまで期間の長めに設定しているだけのようです。すぐに会いたいを希望すると、やり目と思われるから。
時間を有効に使いましょう!(上から目線ですが、婚活成功はまだしてません。。)
そして、しょうさんと会うことになった。
【婚活アプリ】しょうさん1
心折れそうな時ほど
アプリでは自分がいいな!と思った方に意を決して「いいね」を押したり、メッセージを送っても大体スルーされる。
高望みババァあるあるだと思う。
ひとつのアプリを新しく始めてみたものの、上記のような状態が複数続き、心が折れかかっていた時、しょうさんからいいねが届いた。
顔の下半分が衣服で隠された写真であった。
鼻から上のパーツ、バランスは悪くなく、口元が形成外科処置レベルでなければ清潔感のある雰囲気であった。
(ただ…こういうのは基本怪しいから避けた方が無難だとわかっちゃいるのだが。後述予定。)
33歳、身長170㎝代、年収500くらい?だったかな。
しょうさんは、こちらからの検索で何度かプロフィールを見てはいたが、自分から行くほどでもないなとスルーしていた。
そのため、いいねが来たときすぐに「あ、この人プロフィール見たことある!」とわかった。
自分から行くほどでも…と思っていても、連敗していたこともあり、やりとりをしてみるかという気持ちになった。
(本当に何様なんだろう…)